1884年
気象記念日

東京気象台がはじめて天気予報を発表した日です。なお、気象記念日は東京気象台が気象観測を始めた1875年(明治8年)6月1日を記念したものです。
天気予報は、お雇い外国人のエルヴィン・クニッピングというドイツ人が進めました。当初は一日に3回(6時、14時、21時)出していました。予報対象は現在のように細かくはなく、日本全体一律でした。そのため、内容は非常に大雑把でした。
ちなみに最初の日は、
1回目:全国一般風ノ向キハ定リナシ天気ハ変リ易シ 但シ雨天勝チ
2回目:変リ易キ天気ニシテ風位定ラス 且雨降ル地方モアルベシ
3回目:中部及ビ西部ハ晴域ハ好天気ナルベシ 北部ノ一部ハ天気定ラス 一部ハ曇天又ハ烟霧ナルベシ
だったそうです。生活や仕事のためにその時の天気を先に知っておく、という点ではあまり意味が無い内容ですが、ここから始まったわけです。
当時は電信で各地の情報を得て発表してました。その後、高山からの観測、気球による観測、飛行機による観測、気象衛星による観測、スーパーコンピュータによる分析へと進化していきました。

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