1879年
エジソンの白熱電球

電気抵抗を持つ物質に電流を流すことで発生する熱によって光るのが白熱電球。人間が実用化した人工的光源のひとつで、19世紀に入ると研究が進み、1878年12月に、イングランドの研究者ジョゼフ・ウィルスン・スワンが、40時間ほど持続する白熱電球を完成させました。
これが白熱電球の発明とされています。その直後、エジソンがニュージャージーで発表したのが同様の白熱電球でした。エジソンは宣伝の意味合いも込めて、日本産の竹の繊維を使ったフィラメントを用いたことをアピールしました。
その後、京都の八幡男山の竹でさらに長寿命化しました。1000時間の持続性を実現したといいます。
一方で、スワンが開発したセルロース製フィラメントが普及し始めると、その性能の良さで一種の工業規格となり、エジソンもセルロース製を使うようになりました。のちにフィラメントは、電気抵抗が大きく(つまりよく光る)、持続性もあるタングステンが導入され普及することになります。

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